誕生日の思い出
もうすぐ、彼女の誕生日だ。彼女の名前はアヤ。付き合って二ヶ月後に一年を迎える。
俺はだいちに何をあげたらいいか、聞いてみた。だいちは俺の幼馴染だ。
「えー。わかんないヨォ。だって、オレ、アヤちゃんに会ったことないんだモン。」
「いやいやいや。女の子と遊び歩いているお前なら、会ったことなくても、分かるだろ?」
「えー。だって、プレゼントなんてあげたことないヨ?すぐに別れちゃうモン。」
はぁ。俺はため息をついた。だめだ、こいつは。
「そんなの、本人に聞いたら良いじゃないノン。」
「いやいやいや。サプライズだよ!?」
「自分の誕生日なんだから、なんかくれるよねーって思ってるって。ネ?」
「いやいやいや。何もらうか知っちゃうのもまずいでしょ。」
どうしよう。
「そうダ!」
二週間後、私の誕生日だ。彼氏のゆうきは、何かをくれるだろうか。
最近の様子を見れば、迷っているみたい。
すると、友達のマイが言った。
「アヤ?大丈夫だよ!」
「え?」
マイの顔を見ると、自身に溢れていた。
「なにか、ゆうきから聞いているの?」
「ううん。ナントナク。」
はぁ。心配。べ、別にもらいたいとか思ってないんだけど、いや、思っているけど。
「私もアヤにプレゼントあげたいから、週末一緒にデパートに行こうよ!気晴らしになるよ!」
「うん、そうね!」
週末。私は現地集合ということで、指定のデパートに向かった。
「えっと、三階のフードコート・ドーナツ屋側のソファにて十時ね。」
なんて細かいんだろう。
でも、そういうところがマイのいいところ。これだと、心配もなにもないもの。
私はエレベーターに乗って、三階に向かった。
「!」
ドアが空いて、いざ降りようとして前を向くと、衝撃の現場だった。
「ア、アヤ!?」
ゆうきとマイが腕組んで歩いていたのだ。
「あらアヤ。遅かったのね。いまから回るところよ。」
「ま、回るところって?」
「いやだわ。この子。」
「え?」
「おおアヤ。探したヨ。」
後ろからは男の人の声。
「だ、だいちくん!?」
「さあ行こうヨ。こいつらは恋の熱にうなされているんだヨ。」
オレはだいち。ゆうきの友達だ。
オレはいま、恋に燃えている。その相手は、アヤという、艶やかな髪を持つ、美しい女の子だ。
しかし彼女は、ゆうきの彼女である。
そんなことは関係ない。恋は自由だ。アヤがオレのことを好きになってくれたら、結果オーライなのだ。
オレの作戦はこうだった。
@ゆうきとアヤの友達、マイを一緒にデパートに行かせる。
Aマイにアヤもデパートに行かせるように仕向ける。
B現場で鉢合わせ。
Cとまどうアヤに、オレが優しい言葉をかけてあげる。→アヤが、オレのことが好きになる。
「まて!どういうことだ!」
「なんで!?三人でデパートを回るんでしょ!?」
私はマイ。アヤの親友です。
ある日、アヤの彼氏であるゆうき君の親友のだいち君から、お願いがありました。
『ゆうきがアヤにプレゼントをあげたいらしいんだヨ。デモ、何をあげたらいいかわかんないんだっテ。』
『あらぁ。やっぱり?』
『ウン。だから、アヤのことをよく知っているマイちゃんと一緒に買い物に行きたいだっテ。』
『もちろんいいよ!アヤのためなら!』
でもその後思いました。
やっぱり、二人で回るのは良くないかも。
プレゼントはちょっと早めに買っちゃって、遅めの時間にアヤを呼んで、三人で回りたい!
でも当日、私は転けてしまい、とっさにゆうき君の腕を掴みました。
ちょうどそこにアヤが来たので、早めに来ていたなどバレない様に、慌てて何かを言いました。
腕を組んでいるのも忘れて、夢中に。
その後、俺たちは落ち着いてから、一つのカフェに入りました。
「はぁ。自分の欲とおせっかいが元だな。」
「ごめんなさい。」「ごめんネ。」
「もういいよ。私も悪かったし。」
「え?アヤは何も悪くないよ!」
「ウン。悪いのはオレ。」
アヤは首を横に振って言った。
「もっと、ゆうきが話しやすい様に、接してあげればよかったの。」
それじゃ、俺もだ。
「俺も、バカにたいなプライドすてて、アヤに聞けばよかった。じゃなかったら、こんなバカの作戦に乗らなかったのに。」
「バ、バカとはなんだヨ!(*`へ´*)」
「ハハハハハ!(^_^)」 あちゃぱさん(大阪・13さい)からの相談
とうこう日:2024年6月30日みんなの答え:0件
俺はだいちに何をあげたらいいか、聞いてみた。だいちは俺の幼馴染だ。
「えー。わかんないヨォ。だって、オレ、アヤちゃんに会ったことないんだモン。」
「いやいやいや。女の子と遊び歩いているお前なら、会ったことなくても、分かるだろ?」
「えー。だって、プレゼントなんてあげたことないヨ?すぐに別れちゃうモン。」
はぁ。俺はため息をついた。だめだ、こいつは。
「そんなの、本人に聞いたら良いじゃないノン。」
「いやいやいや。サプライズだよ!?」
「自分の誕生日なんだから、なんかくれるよねーって思ってるって。ネ?」
「いやいやいや。何もらうか知っちゃうのもまずいでしょ。」
どうしよう。
「そうダ!」
二週間後、私の誕生日だ。彼氏のゆうきは、何かをくれるだろうか。
最近の様子を見れば、迷っているみたい。
すると、友達のマイが言った。
「アヤ?大丈夫だよ!」
「え?」
マイの顔を見ると、自身に溢れていた。
「なにか、ゆうきから聞いているの?」
「ううん。ナントナク。」
はぁ。心配。べ、別にもらいたいとか思ってないんだけど、いや、思っているけど。
「私もアヤにプレゼントあげたいから、週末一緒にデパートに行こうよ!気晴らしになるよ!」
「うん、そうね!」
週末。私は現地集合ということで、指定のデパートに向かった。
「えっと、三階のフードコート・ドーナツ屋側のソファにて十時ね。」
なんて細かいんだろう。
でも、そういうところがマイのいいところ。これだと、心配もなにもないもの。
私はエレベーターに乗って、三階に向かった。
「!」
ドアが空いて、いざ降りようとして前を向くと、衝撃の現場だった。
「ア、アヤ!?」
ゆうきとマイが腕組んで歩いていたのだ。
「あらアヤ。遅かったのね。いまから回るところよ。」
「ま、回るところって?」
「いやだわ。この子。」
「え?」
「おおアヤ。探したヨ。」
後ろからは男の人の声。
「だ、だいちくん!?」
「さあ行こうヨ。こいつらは恋の熱にうなされているんだヨ。」
オレはだいち。ゆうきの友達だ。
オレはいま、恋に燃えている。その相手は、アヤという、艶やかな髪を持つ、美しい女の子だ。
しかし彼女は、ゆうきの彼女である。
そんなことは関係ない。恋は自由だ。アヤがオレのことを好きになってくれたら、結果オーライなのだ。
オレの作戦はこうだった。
@ゆうきとアヤの友達、マイを一緒にデパートに行かせる。
Aマイにアヤもデパートに行かせるように仕向ける。
B現場で鉢合わせ。
Cとまどうアヤに、オレが優しい言葉をかけてあげる。→アヤが、オレのことが好きになる。
「まて!どういうことだ!」
「なんで!?三人でデパートを回るんでしょ!?」
私はマイ。アヤの親友です。
ある日、アヤの彼氏であるゆうき君の親友のだいち君から、お願いがありました。
『ゆうきがアヤにプレゼントをあげたいらしいんだヨ。デモ、何をあげたらいいかわかんないんだっテ。』
『あらぁ。やっぱり?』
『ウン。だから、アヤのことをよく知っているマイちゃんと一緒に買い物に行きたいだっテ。』
『もちろんいいよ!アヤのためなら!』
でもその後思いました。
やっぱり、二人で回るのは良くないかも。
プレゼントはちょっと早めに買っちゃって、遅めの時間にアヤを呼んで、三人で回りたい!
でも当日、私は転けてしまい、とっさにゆうき君の腕を掴みました。
ちょうどそこにアヤが来たので、早めに来ていたなどバレない様に、慌てて何かを言いました。
腕を組んでいるのも忘れて、夢中に。
その後、俺たちは落ち着いてから、一つのカフェに入りました。
「はぁ。自分の欲とおせっかいが元だな。」
「ごめんなさい。」「ごめんネ。」
「もういいよ。私も悪かったし。」
「え?アヤは何も悪くないよ!」
「ウン。悪いのはオレ。」
アヤは首を横に振って言った。
「もっと、ゆうきが話しやすい様に、接してあげればよかったの。」
それじゃ、俺もだ。
「俺も、バカにたいなプライドすてて、アヤに聞けばよかった。じゃなかったら、こんなバカの作戦に乗らなかったのに。」
「バ、バカとはなんだヨ!(*`へ´*)」
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